読書記録2021

最近、一度読んだ本でも忘れていることが出てきて年を感じます。ひどいときは、新しく読む本だと思って、面白く読み進めていくうちに、何だか知っている気がしはじめて、読み終わる頃に、そういえば昔読んだことがあったと思い出すこともありました。「常に新鮮な喜びが味わえてうらやましいこと」などと言われる状態です。そこで、新しく読んだ本を忘備録としてここに書いておくことにしました(平成14年3月開始)。「新しく読んだ」というだけで、別に新刊の本とは限りません。


「ケーキの切れない非行少年たち」 宮口孝治著、 新潮新書 令和3年4月読了
 非行の背景に認知能力の問題があることを訴えた本。内容は別に悪くないのだけれど、何しろ繰り返しが多い。同じ話が何度も何度も出てくるので、重複を削ったら長さは1/4にはなりそう。編集者はなぜそのままにしたんだろう。それとも逆に、新書一冊にするには短いからもっと膨らませろと編集者が言ったのかな。

「星屑から生まれた世界 進化と元素をめぐる生命38億年史」 ベンジャミン・マクファーランド著、渡辺正訳、化学同人 令和3年4月読了
 書評を生物学関係の書籍の書評の所に載せておきました。

「光合成」 ロバート・ヒル、C.P.ウィッティンガム著、みすず書房 令和3年3月読了
 書評を生物学関係の書籍の書評の所に載せておきました。

「ここはたしかに完全版」 笹本碧著、 ながらみ書房 令和3年1月読了
 がんで早世した歌人の歌集。農学部出身で、カルビン回路やクエン酸回路が出てくる光合成研究者必読(?)の歌集。ちょっと他では読めない短歌が読めます。書評が「ミニ評論」として『短歌往来』の2021年5月号に掲載されましたのでそちらをご覧ください。