先端生命科学入門 第6回講義

昆虫の機能と病気、障害

Q:バクテリアやウイルスを逆に利用して害虫を駆除するというのは今まで何度か聞いたことのある話でしたが実際話を聞いてみると非常に興味深かったです。しかし、個人的に「病原微生物の利用は安全性が高い」というのは少し疑問が残りました。微生物くらい変異率の高い天敵を利用するとなると、やはり変異により感染対象が広がり、周囲の生態系が破壊される恐れがあるように思われるですが・・・。後は、最後に見せて頂いたウイルス感染による個体群数の増減グラフが面白かったです。ただ、ゼミで見せて頂いたグラフではあまりにそのパラメータが少なすぎて、現実を上手く数値化することが可能なのか、という所に多少の疑問が残りました。出来れば実際の研究で使われているようなモデルでは一体どれぐらいのパラメータが導入されていて、数値がどのくらい現実と一致するのかを知りたかったです。


Q:昆虫にも病気があるから昆虫専門のウイルスや細菌ぐらいいるだろう、程度の認識だったので、害虫駆除にそういうものを使っているとは知らなかった。微生物が非常に大きな力を持っているというのは中世から現在にかけてのペスト、コレラ、天然痘などの扱われ方からも明らかだから、たしかに同じようにそれを昆虫に対して使うという考え方は理解できるが、それでも人間には無害とはいえ病原体をまき散らすのには抵抗がある。どうしても、言われていた「安全性」、「選択性」というのを信じられない。今のところは、人間に刃向かってはこないものなのだろうが、人間がそれらを人工的に、自然の流れとは別にまき散らしたときに本当にそれらの病原体たちは人の意図通りにその形質を維持していてくれるのだろうか。


Q:バクテリアやウイルスを逆に利用して害虫を駆除するというのは今まで何度か聞いたことのある話でしたが実際話を聞いてみると非常に興味深かったです。しかし、個人的に「病原微生物の利用は安全性が高い」というのは少し疑問が残りました。微生物くらい変異率の高い天敵を利用するとなると、やはり変異により感染対象が広がり、周囲の生態系が破壊される恐れがあるように思われるですが・・・。後は、最後に見せて頂いたウイルス感染による個体群数の増減グラフが面白かったです。ただ、ゼミで見せて頂いたグラフではあまりにそのパラメータが少なすぎて、現実を上手く数値化することが可能なのか、という所に多少の疑問が残りました。出来れば実際の研究で使われているようなモデルでは一体どれぐらいのパラメータが導入されていて、数値がどのくらい現実と一致するのかを知りたかったです。