藍藻の分子生物学

藍藻の分子生物学2022

第13回の研究会が、藍藻の分子生物学2022として以下のように行われます。皆様のご参加をお待ちしております。

第13回 2022年12月9-10日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:寺内一姫、藤田祐一、田畑哲之

過去の開催

第1回 1998年1月25-26日、基礎生物学研究所、オーガナイザー:小川晃男、村田紀夫

第2回 1999年12月13-14日、基礎生物学研究所、オーガナイザー:大森正之、池内昌彦、村田紀夫

第3回 2001年12月21-22日、基礎生物学研究所、オーガナイザー:杉田護、石浦正寛、村田紀夫

第4回 2003年12月5-6日、基礎生物学研究所、オーガナイザー:小俣達男、福澤秀哉

第5回 2005年12月5-6日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:佐藤直樹、田畑哲之

第6回 2007年12月5-6日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:池内昌彦、坂本敏夫、田畑哲之

第7回 2009年12月4-5日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:西山佳孝、田畑哲之

第8回 2011年12月4-5日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:藤田祐一、小俣達男、田畑哲之

第9回 2013年11月22-23日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:吉川博文、田中寛、田畑哲之

第10回 2015年11月16-17日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:日原由香子、岩崎秀雄、園池公毅、田畑哲之

第11回 2017年12月1-2日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:得平茂樹、華岡光正、田畑哲之

第12回 2019年11月29-30日、かずさアカデミアホール、オーガナイザー:成川礼、兼崎友、粟井光一郎、田畑哲之

藍藻とシアノバクテリアについて

藍藻(シアノバクテリア)は、光合成により酸素を発生し、この地球上を現在のような酸素にとんだ環境を変えた立役者です。そして、真核生物の細胞内に共生することにより葉緑体となり、地球上に繁栄する植物へと進化しました。この生物こそが、現在の地球環境とその中の生態系を現在見られるものへと変えたのです。昔は「藍」の字が常用漢字に入っていなかったので「ラン藻」「らん藻」とも表記されましたが、平成22年の常用漢字表の改訂によって「藍」の字が追加されたので、晴れて藍藻と書けるようになりました。しかし、真核生物である他の藻類、例えば緑藻や紅藻とは異なり、原核生物(バクテリア)の一種であることから、教科書などではシアノバクテリアの表記が一般的になっています。藍藻はそこらの水溜りにも、場合によっては芝生の上にも見られます。藍藻の興味深い世界を覗いてみてください。

「藍藻の分子生物学」の発足の経緯

藍藻の分子生物学−発足当時を振り返って

本研究集会の発足を主導した村田紀夫先生に、「藍藻の分子生物学」の発足の経緯を振り返っていただきました。